アダージョ
 日々の診療の中で患者さんが良くなられていく姿を見ると、この仕事をやっていて良かったとしみじみ思います。そしてこの経験をさせてくれた構造医学との出会い、そして創始者の吉田先生にいつも感謝をしています。

 このごろアスベストの被害についての報道が多くなされています。被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。
 でもアスベストの危険性について、吉田先生は何年も前から講義中に指摘されていました。
 構造医学の講義ではこういうことはよくあります。吉田先生の知識はとても広く、深く、まだ世間では認知されていないお話を講義の中でお話してくださいます。
 歩行冷却、の重要性は20年以上前から一貫して提唱されています。でも当時は世間にあまり受け入れられなかったそうです。
 事実、当院が構造医学を導入し始めた10年前でも、例えば膝の痛い患者さんに、歩行や冷却を指導しても抵抗が強く、全然聞いていただけませんでした。(当時は膝の痛みには安静と温熱療法と痛み止めが主流の治療でした。)
 でも根気よく説得して理解してもらい、実践していただくとすばらしい治療効果で、患者さんにも大変喜ばれました。私自身もそんな経験を何度もして、構造医学に信頼を深めていったことを思い出します。

 その他、吉田先生のお話は多岐に及び、歯のかみ合わせと全身の問題、喘息の吸入薬の危険性、また牛乳、肉食の問題点、腸内細菌の働きなど体のことから、地球環境問題と医療者のあり方、または宇宙の成り立ちまで、10年前にはじめて講義を聞いたときはちんぷんかんぷんで、世間にもあまり認知されていないお話が多く驚いたものです。

 そういえばこんなこともありました・・・。
 8年前に長男が誕生直後に黄疸になり緊急再入院しました。病院では「母乳が長男には合っていないのではないか?とりあえず紫外線療法をします。」ということでした。初産ということもあり、妻の精神的ショックは大きかっただろうと思います。
 吉田先生に相談したところ、「ベビーベッドの近くにたんすがないか?その中に樟脳(防虫剤)がないか?」と指摘していただき、妻の実家に問い合わせるとその通りで、(新しく防虫剤を購入したところだった!)あわててはずしてもらいました。おかげ様で長男は退院後も黄疸は出ないで母乳も飲むことが出来ました。

 難解な構造医学の講義も10年も通うと未熟ながらも少しずつ理解できるようになりました。すると以前に講義で聞いた内容が何年も後になってニュースとしてマスコミに取り上げられることもよく見かけるようになりました。
 今回のアスベストの危険性もマスコミに大きく取り上げられる前から知っている人は知っている状態があったのです。

 今の自分を振り返ってみても、日々の歩行、頭部の冷却、無農薬の玄米食、出来るだけ薬に頼らない生活、など構造医学で学んだことが生活の主要な部分を支えてくれています。
 以前は毎日肉食、暴飲暴食、風邪のたびに抗生物質、痛みにはすぐ痛み止め。のような生活でした。
 今ならこんな生活が体にも心にも良くないとわかりますし、あのままの生活を続けていたらと思うと怖くなります。

 正しい医療情報を知り実践することが自分や家族、患者さんの健康を守ることになるとあらためて思います。そのたびに吉田先生に感謝しています。

 学ぶには難解な構造医学ですが、その理念や実践方法などの一部を分かり易く紹介する吉田先生の本があります。
エンタープライズ社発行「構造医学〜自然治癒のカギは重力にある!〜」1890円
 お近くの書店で注文するか、アマゾン等のWEBサイトから購入できます。
 吉田先生の著作には構造医学の難しい専門書が多いのですが、上記でしたら楽しく読んでいただけると思います。

             
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